2021/08/12 17:12
こんにちは、TOCHIGI MARKETオンラインショップSTAFFです。
TOCHIGI MARKETでは「トチギ」をテーマにオリジナルデザインのグッズ製作や、トチギ雑貨を取り扱っております。
本日は夏におすすめの涼しげなアイテムをご紹介します。
ふくべ洞黄ぶな 江戸風鈴

【無病息災】宇都宮の郷土玩具・黄ぶなの江戸風鈴です。
にっこりお口のかわいい黄ぶなが描かれています。

こちらの風鈴を製作されたのは江戸風鈴の篠原風鈴本舗さん。
東京都江戸川区で昔ながらの製法で江戸風鈴を作り続けています。
ひとつひとつ、内側から手描きで絵柄を施しております。
その為、個体差が生じますが、手描きならではの味わいとしてお楽しみくださいませ。

江戸風鈴は音を浴するための工夫として、鳴り口の部分をザギザのままにしてあります。
この切り口が涼やかな音色を作り出すんですね。

風鈴の起源は中国。
音の鳴り方で吉兆を占う『占風鐸(せんふうたく)』が起源で、仏教と共に日本に伝来します。
今の風鈴とは違い、ガランガランという音で厄除けとして使用されていたそうですよ。
当時はお寺の四隅にかけられ、その音が聞こえる範囲にいる住民には災いが起こらないとされていたそうです。
昔から、音には浄化作用があり、邪気を払う力があるといわれています。

宇都宮の無病息災の縁起物、黄ぶなが描かれた黄ぶな風鈴。
涼やかな音色で暑気と邪気を払えそうですね。
贈り物にもいかがでしょうか。
黄ぶなアイテムはほかにも色々ございます。是非ショップページもご覧くださいませ。

【きぶな(黄ぶな)伝説】
昔、宇都宮のある村で天然痘が大流行していました。
村人は病気が治りますように、と神様に一生懸命お祈りしました。
ある日、村人の一人が病気の人に食べてもらおうと
宇都宮市の中心部を流れる田川で釣りをしていたところ、
鯉のように大きくて黄色い色をした不思議な鮒(ふな)を釣上げました。
病人がその鮒を食べたところ、すっかり良くなったそうです。
後に村人たちはこのことを神様のおかげと感謝し、
病気よけとしてこの黄色い鮒、きぶなの形をしたものを
毎年新年に神前に供えるようになりました。
今でもきぶなは宇都宮の郷土玩具として地元の人たちに親しまれています。